メディカルダイエット(マンジャロ注射)
よくある質問


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【よくある質問】
Q1:注射を打つと必ず痩せることが出来ますか?
A:個人差があり必ずとは言えません。
とくにBMI 30以上の高度肥満の方では、お薬の効果が出てくるまでに時間がかかったり、注射の量が多く必要になるなど様々なタイプの人がいます。少しでも効果を発揮するためには食事の調整も大切です。
Q2:メディカルダイエットの期間はどれくらいですか?
A:もともとの体重や目標設定によって異なります。
まずは2~3ヶ月を目安に注射を続けてみてください。期待した効果が見られた方は、次に6ヶ月を1つの目標期間とします。以降は体重変化に応じて期間を設定していただきます。
Q3:お薬の効果はどれくらいで出てきますか?
A:効果の出現時期は個人によって異なりますが、一般的に初回注射から数日~1週間で食欲に変化が現れる方が多いです。その他の消化器症状が出現しやすいのもこの時期からとなります。
急激に体重を 減らすと筋肉量が減ってリバウンドしやすいため、1ヶ月に3kg前後の減量を目標としてください。
Q4:注射はいつ打ったら良いですか?
A:週に1回、朝昼晩、いつ注射してもらっても大丈夫です。いつ投与しても効果に差はありません。 また、食事の時間を合わせる必要もありません。
Q5:最初から5mgや7.5mg、10mg以上のマンジャロを処方してもらうことは出来ますか?
A:確実な効果や継続性、副作用を含む安全性を考慮して当院では2.5mgからの処方としています。
Q6:使用期間中の食事制限は必要ですか?
A:過剰な食事制限は不要ですが、お薬の効果を最大限に引き出すためには程々の食事制限が必要です。お薬の副作用として消化器症状が出現しやすいため、無理に食事制限を行わなくても以前ほど食べられなくなる方が多いです。
ただし、果物(フルーツ類)やアイス、糖入りの飲料(ジュース、コーヒー、ヨーグルト、ヤクルト、野菜100%ジュース、ハチミツ入り飲料など)が好きな方は、必ず控えてください。また、アルコールも注意が必要です。ビール、果実酒、日本酒、ワインなどは糖質が多いため控えるようにしてください。その他、寝る前3~4時間は食べないようにすることも重要です。
Q7:家での保存方法は?
A:冷蔵庫(28℃)での保管が必要です。冷凍庫に入れた場合、成分が変性し薬の効果が低下する恐れがあるほか、凍結により注入器が破損する可能性があります。冷蔵庫が使用できない場合は室温 (30℃以下)で3週間まで保管できます。
冷蔵庫から出してすぐに打って構いません。常温に戻す必要はありませんが、冷たいと注射時の痛 みや注射後の筋肉痛を感じやすい方がたまにいます。そのような方は、冷蔵庫から出して30分~1時間ほどたってから注射を打ってください。
Q8:注射の中の空気を抜く必要はありますか?
A:抜く必要はありません。注射に含まれる程度の空気であれば、皮膚の中に入ったあとに自然と吸収 されます。また、注射液内の気泡の大きさに関わらず、一定量の薬液が充填されているため1回の投与で全量が入る設計となっています。薬の効果を空気がジャマすることもありません。
Q9:運動はしても良いですか?
A:良いです。適度な運動がむしろ推奨されます。マンジャロ注射はお薬の影響で食欲食事量が減 り、ダイエットにつながります。食事量が減った結果、筋肉量も減ってしまうというデメリットがあるため、筋肉量を維持するためにも筋トレなどの程良い運動を行ってください。ただし、⾧距離マラソン、トライアスロンなどの激しい運動は低血糖を引き起こすことがあるため推奨できません。
Q10:注射を打ち忘れたらどうしたら良いですか?
A:注射を打ち忘れた場合、予定日の3日間(72時間)未満であれば、気付いた時点で直ちに 1回分を注射してください。その後は元々の予定通りの曜日で注射を再開します。
注射予定日から3日(72 時間)以上過ぎていた場合は、忘れた分は注射せずに次回予定の曜日に1回分を注射してください。
Q11:注射を打つのを失敗したんですが、どうしたら良いですか?
A:注射の実施については自己責任となり、失敗しても薬の返品や交換、代替薬処方は出来ませ ん。使用法をしっかりと確認し、失敗のないように注射を行ってください。
Q12:注射器が壊れていると思うんだけど、どうしたら良いですか?
A:マンジャロ注射は医療機器のため、生産時に厳密なチェックが行われており、機器不良を起こす可能性は少ないです。正直なところ、注射失敗のケースがほとんどです。
Q13:副作用が出たらどうしたら良いですか?
A:お腹の症状は出る可能性が高いです。症状があまり気にならなければ、そのまま様子を見てもらっ てかまいません。その他、副作用の症状が強い場合は市販薬をご購入いただくか、当院を含め症状に応じた医療機関を受診ください。また、マンジャロ注射によるメディカルダイエットは薬剤の「適正外使用」となるため、入院が必要な副作用が出現した場合でも「医薬品副作用被害救済制度」は適応されません。
Q14:お薬が合わなかったので返品したいんですが?
A:処方箋医薬品は法律(健康保険法:療養の給付)の関係で返品を承ることが出来ません。そのた め、お薬がムダにならないように最初は少ない本数(2本)での処方をオススメしています。
効果や副 作用を見て、続けられそうと思ったら徐々に処方期間を延ばしていくことが推奨されます。
Q15:余ったお薬は人にあげても良いですか?
A:処方箋医薬品は法律(薬事法)で他者への譲渡・販売・転売が禁止されています。法律違反となってしまうため、家族・友人・知人にあげてはダメです。違反が判明した場合、理由の如何を問わず当院での診療を中止させていただきます。
Q16:注射薬はどうやって捨てたら良いですか?
A:マンジャロ注射は使用後に注射針が自動で格納される安全設計になっており、家庭用の可燃ゴミとして廃棄することができます。収納されている針に触れず、しっかりフタのできる固い容器に入れ(牛 乳パックや薬の空容器など)、さらにごみ袋に入れて捨ててください。医療機関での廃棄も可能ですの で、対面診療の方は再診時に持参いただいても構いません。
Q17:他に飲んでいる薬があるけど、飲み続けて大丈夫ですか?
A:血糖を下げる薬を飲んでいる方は、低血糖を来たす可能性があるため注意です。経口避妊薬を服用中の方は、経口避妊薬の効果が減弱してしまうおそれがあります。血液をサラサラにする薬(ワーファリン)を服用している方は、出血しやすくなってしまうおそれがあります。その他、市販薬を含め、一般的な薬に併用禁忌はありません。
Q18:お薬を中止したらリバウンドしませんか?
A:その後の生活習慣次第ではありますが、リバウンドはしやすいです。お薬から解放された!と 思って食べすぎたり飲みすぎたりすると、当たり前ですが太ります。リバウンド対策としては、お薬の使用期間中に体重維持のために適正な食事量を学び、その後も間食を控える・筋肉を付ける・適度な運 動といった生活習慣を心がけていくことが重要です。
Q19:健康保険を適用してお薬を処方してもらえないですか?
A:糖尿病に罹患しており、既に糖尿病のお薬を服用中の方は健康保険を適用してマンジャロ注射を処方することができます。