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シャントPTAについて

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1.経皮的血管拡張術(PTA)について

 シャントは血液透析をするためになくてはならない「命綱」のようなものですが、週に3回針を刺して透析に使用していることで徐々に狭くなることがあります。血管の中が狭くなり血流が悪くなると透析に使用することができなくなるため、メンテナンスが必要です。

 

 経皮的血管拡張術(PTA)は狭くなった血管を広げるための方法です。下図のように狭いところで風船を膨らませて血管を広げ、良好な血流を得ることを目標としています。

 

 個人差はありますが3ヶ月に1回~6ヶ月に1回程度PTAが必要となることがあります(個人差がありますのでPTAを必要とされない方も中にはいます)。

​※当院はすべてエコー下にPTAを施行しますので造影剤によるアレルギーを心配する必要がありません。

シャント狭窄部.jpg
風船治療.jpg
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2.PTAの合併症

①出血:必ず出血を伴います。

 内服している薬の関係で血が止まりにくいことがあります。

②アレルギー:麻酔薬を使用します。

 お薬ですので人によってはアレルギーが起こることがありま   

す。手術中気分が悪いときはいつでも遠慮なく伝えてください。歯医者さんの麻酔で気分が悪くなったことがある方は前もって教えてください。

③再狭窄・閉塞:

 血管の状態が芳しくない場合、シャントの血液の流れが滞り透析で使用できない状態になることがあります。その場合再手術など対応が必要となり、当院で対応が難しい場合は大きな病院にご紹介します。

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